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院長のメモ帖

2013年2月 1日 金曜日

Connected StandbyはSetThreadExecutionStateで阻止できない

<追記>
 SetThreadExecutionStateにSystemRequiredではなくDisplayRequiredを渡すとConnected Standbyを阻止できました。詳しくはこちらで


 最近、富士通のWindows8防水タブレット、Arrows Tab Wifi QH55を購入しました。このタブレットは、Windows8パソコンとしては最軽量クラスで、しかもお風呂で使えるということで非常に重宝しています。そのうちレビューしようかなと思っていたんですが、自作のプログラムを走らせていてあることに気が付きました。それは、このPCのスリープは、SetThreadExecutionStateメソッドで阻止できないことです。

 動作中はスリープしないプログラムを自作していたのですが、Arrows Tabでは、スリープしてしまいます。そこで、Microsoft.Win32.SystemEvents.PowerModeChangedイベントをフックして、電源モードの変化を記録してたうえでスリープボタンを押してみると、他のPCではスリープレジュームイベントが記録されるのに、Arrows Tabでは、このイベントが発生していませんでした。

 このPCはWindows8で新しく実装されたConnected Standbyに対応していて、いままでのS3, S4ではなくS0i1、S0i3という待機状態になります。この状態ではOSは動いていてるままだそうです。推測ですが、この状態への移行は今までのスリープとは内部的な動作が全く違うので、ExecutionStateは参照されないと思われます。

 Connected Standbyを阻止するには、今まで違うコードが必要なようで、いろいろ調べてみるしかなさそうですね。



投稿者 美濃加茂市のIT獣医師 近藤 博 | コメント(0)

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