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院長のメモ帖

2012年6月19日 火曜日

パソコンを作った

6月になって、フィラリアや狂犬病予防の患者さんも一段落して、忙しさもピークを超えたので、診療に使っているメインパソコンを新しく作り直しました。

今までメインに使っていたのは、Core 2 Duo E8500で、もう4年ぐらい使ったでしょうか。だいたい同時期に作った自宅のパソコンは半年前に壊れて、E-350のネットトップ系のパソコンでしのいでいますが、さすがに仕事でメインに使うパソコンは、それなりのスピードがほしいので、最新のIntel Ivy Bridgeで作ることにしました。

スペックの概略は、CPU Core i-5 3550、Mother ASUS P8Z77-V、Ram 8GB、OS Win7 64Bit、SSD 60GB、HDD 2TB、GPU  AMD Radeon HD 7700です。SSDはインテルスマートレスポンステクノロジーに全域使用してHDDのキャッシュとして使っています。

内臓IGPで外付けGPUをアクセラレーションしようとLucidLogix Virtu MVPしたのですが、これを使うと弥生販売がどうしても動かないのであきらめました。別に、3Dゲームをするわけではないのでこだわりもないので、原因追求はしていません。

CrystalMarkのベンチマークは、Mark 304318 で、当然、今までのPCと比べて最速でした。ちなみに今まで使っていたCore 2 Duoとサーバーとして使っているCore i7 860と比較すると以下のとおりです。

CrystalMark R3
CPU Core i5
3550
Core2Duo
E8400
Core i7
860
Mark 304318 104820 176897
ALU 79858 29545 51318
FPU 65153 26874 47946
MEM 61087 16301 41585
HDD 43363 10745 10872
GDI 10826 11124 8878
D2D 3761 8839 3026
OGL 40270 1392 13272

CPUやMEMが順当に上がっているのと、HDDが大幅に上がっています。SSDによるキャッシュはかなり効果があるようです。実際、ログイン画面までの起動時間は今までの半分程度の30秒で、いろいろな場面の体感速度も上がりました。特にVisual Studioの反応性が上がったのは非常にうれしいです。ユーザーコントロールのデザイン画面を開くと今までのマシン、特にE-350ではフリーズしたかと思うぐらい反応性が悪かったのが、すっと開くようになったので生産性が上がりました。

デスクトップとしては申し分ありませんが、ためしにWindows 2008R2 をインストールしてみたのですが、ドライバやユーティリティの対応が悪く、安定稼働しませんでした。このマシンに搭載されているNIC Intel 82579Vのドライバは、なんとデスクトップ専用で、そのままではサーバーとして使えませんでした。ただ、ドライバーインストール画面で、<互換性のあるハードウェアを表示>をオフにして、Intel 82579LMを選択すると、一応動作しました。

調子よければこのマザーボードをもう一枚買ってサーバーもリプレイスしようかと思っていましたが当てが外れました。サーバー用のIbyBridgeのマザーがもうすこし増えるのを待ったほうがよさそうです。

消費電力について書くのを忘れていました。今までのマシンはアイドル時で100w程度でまあ優秀なほうだと思っていましたが、ニューマシンはアイドル時に60wという驚異的な省電力性を示しました。この数字だと仮に24時間稼働させると1年で5000円程度違ってきます。古くて消費電力の高いサーバーはそろそろ替え時が来たようです。



投稿者 美濃加茂市のIT獣医師 近藤 博 | コメント(0)

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